2016年6月21日 (火)

高額なC型肝炎治療薬がいち早く承認された事情(6/21 日経メディカル)6/21 夜追記

 

今日(6/21)の日経メディカルに溝上先生に取材の記事が掲載されている。
高額なC型肝炎治療薬とは、ソバルディとハーボニーのこと。
日本にHCVが拡散した歴史的背景などにも言及されており、「承認に至った経緯」がよく分かる。

(下記は、冒頭部分のみ抜粋したもの)

Nikkei_20160621

 

<6/21 20:00 追記>
遂にでたか・・・

Yomiuri_20160621

2016年6月 6日 (月)

ハーボニー服薬後5か月の検査結果

先々週土曜日(5/28)に検査して、今日午後はその結果確認の診察日。
いつものごとく予約時間から待つこと1時間強で診察室。

【検査結果】(前回3/28)

・HCV-RNA:- (-)
→24週にはちと足りないが、まあ見做しSVR24としちゃおう・・・

・AST:26(32) ALT:14(17) γ-GTP:11(11)

・フェリチン:21(23)
→なかなか回復しない、せめて50程度には早く上がって欲しい のだけれど

・AFP:2(2) PIVKA-Ⅱ:19(12)

・T-Bil:0.9(1.2) D-Bil:0.2(0.4)

・eGFR:83(70) クレアチニン:0.72(0.85): BUN:19(17)
→eGFRは目標の80をぎりぎりクリア

・Alb:4.8(4.9) TC:213(200) HDL:73(77) LDL:129(117) TG:57(31)
→LDLがちと高いが中性脂肪が低いので、sd-LDLの心配はしなくていいだろう

WBC:2.6(2.5) RBC:4.2(4.4) HGB:14.0(13.4) PLT:10.9(13.4)
→血算軒並み低いが、体質と思うしかない/

GLU:96(94) HbA1c 5.2(5.3)
→多分、糖質摂取量を通常の半分(150g)程度に減らしているからだろう
ーー
この程度の糖質制限で血糖管理がうまくいくなら楽チンだけど・・・
ーー
ただ、代りに脂質を十分摂るようにしないと体重が減ってしまう(現在、BMI20割れ)


エコーは、異常なし

これからは半年ごとの血液・エコー検査でいいだろうーということで、次回通院は11月中旬

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2016年5月23日 (月)

ハーボニー、ソバルディの実臨床成績(5/19-20 日本肝臓学会総会)5/27 追記

日刊薬業の5/20付記事 のスクラップ

Svr12

 

ログインしないと詳細は分からないが、ハーボニーのSVR12、98.5% はほぼ想定通りか

<5/27>追記
千葉肝臓友の会のHPに
日刊薬業記事の詳しい内容が登載されている。

2016年4月22日 (金)

熊本地震で被災された肝炎患者に向けた情報サイト

表記については、すでにお仲間の方々が関連情報サイトの一部内容を表示のうえリンク紹介されていますので、それらのブログを見れば必要な情報はすぐに分かると思います。

(以下、その補足的リンクです)
肝炎情報センターでも
平成28年熊本地震関連情報 として公的機関のリンク集※をUPしています。
※厚生労働省、熊本県肝疾患センター、日本肝臓学会 (→今後新たなリンク先が追加されるかも?)

また、
日経メディカルOnline の通常の記事は会員限定ですが、震災に関する記事は基本的にフリー  とのことです。  https://t.co/PBzHOqftnY

 

薬剤がないためにC型・B型肝炎患者の方の症状が悪化したり、治療が中断したりすることがないことを祈っています。

2016年4月12日 (火)

ハーボニー、svr12とsvr24は同じ?(メモ) 4/17 追記あり

以下、先日からのもやもや解消のためメモってみたけど、間違っているかも知れない。
誤りのご指摘や、「もっといいデータあるよ~」など、いただければありがたいです。

4/17 追記)
akioさんより、より分かりやすいリンク先のコメントをいただきましたので、全文コピーします。
ありがとうございました。
AASLDの結果はリンク先の文書よりも、こちらの発表資料の方が図が多くてわかりやすいです。
http://www.natap.org/2014/AASLD/AASLD_92.htm
一番最後の図にコホート別の再燃のタイミングが載っています。
全1902例中、
終了時までのブレイクスルーが2例
終了から4週までの再燃が28例
4週から12週までの再燃が8例
12週以降の再燃がゼロ
再燃が多いのは、やはり短い治療期間(8週)を含むION-3のようです。
SVR4→SVR12で、1864名がSVR12を達成しているのに、
SVR12→SVR24では、母集団が1850名に減っています。
おそらく14名は24週の診察に来なかったのだと思います。
無効の30名が3名に減っているのも同じ理由でしょう。
治験だけの患者が24週の診察をすっぽかす気持ちもわかります。
律儀な3名は、継続して治療を受けている患者さんでしょうね。
いずれにせよ、
世界的に「ハーボニー」治療はSVR12以降の再燃なしというのは素晴らしいこと。
ダクラアスナのSVR12以降の再燃が多かったのは何故なのでしょうね?
詳しく知りたいところです。
--- コメントコピー 終わり --

ハーボニー(の治験)では、服薬終了(EOTR)から12週間の経過観察で著効評価している(SVR12)。

ところが、SVR12となっても、主治医からは「半年は経過を見ないと絶対とは言えないですからね(SVR24じゃないと)・・・」といわれるお仲間がほとんどのようだ(私もそう告げられた)。

なぜか?
・日本での実臨床データが集まるのはこれからなので、SVR12以降に再燃がないとは言い切れない
・IFNやDCV+ASV治療では、治験・実臨床ともSVR24で著効評価(なので、SVR12で評価はまだ馴染してない)
ーといった理由からかな~

では、IFN+RBV、DCV+ASV、ハーボニー それぞれのSVR12、SVR24のデータはどうだったのか?

まず、IFN+RBV
慢性C型肝炎に対する新しい治療法(千葉医学 90:39~45, 2014)によれば、
SVR12と SVR24の一致率は99-98% とある。
(元論文では、患者数:102名、SVR12:42、SVR24:40 →2名はSVR12後に再燃

次に、DCV+ASV
第3相試験成績(IFN不適格・不耐容・無効)
第3相試験成績(IFN適格未治療・再燃)(BM社のHP)によれば、

患者数:363名
EOTR:342
SVR4:330
SVR12:316
SVR24:311 →5名はSVR12後に再燃

では、ハーボニーはどうか?
日本の第3相試験では、再燃が1名(+RBV) なので、判断材料にはならない。

そこで、ググったところ、海外の第3相試験(ION-1,ION-2,ION-3)のデータが見つかった。
GS社 プレスリリース (2013/12 試験成績概要) 
試験成績詳細(2014/11)

患者数:1,952名
EOTR:1,902
SVR4 :1,872
SVR12:1,864
--------- 
SVR12:1,850
SVR24:1,850 →SVR12以降の再燃なし

英文なので、??なのだが、
4週目までに再燃するケースが多い(30名)が、4週から12週の間に再燃するケースもある(8名)
・12週を過ぎたら再燃はない(SVR12とSVR24は同値)
・だから、評価基準としてSVR12は妥当
ということなんだろう(海外の実臨床データがあればいいのだが、見つからなかった・・・)。

 

<私的結論>
ハーボニーでSVR12以降の再燃はないか、あるとしてもマレ(数千名の患者で1名発生するレベル)なんだろう。 でも、「万が一」があるかもしれないので、きちんと24週後の検査は受けましょう

2016年4月 4日 (月)

ハーボニー服薬後3か月の検査結果

いや~ 長かった・・
  • 輸血が原因だろうから、感染してから50年
  • IFN単独治療から23年
  • ペグリバ治療から11年 (ブログを始める→中断)
  • BMS経口2剤の治験に落っこちてから4年 (ブログを再開)
  • そのBMS経口2剤治療を見送ってから1年半
そしてようやく、サクラ サク!

ハーボニーは勿論だが、わがままな患者にずっと付き合っていただいた主治医、3回にわたる多額の治療費のほとんどを負担していただいた健保組合のおかげでHCVの排除ができ、大変感謝してます。

また、ブログを再開してからは、akioさんを中心としたお仲間や、このブログにコメントをいただいた方々、それに患者会東京肝臓友の会千葉肝臓友の会などから、新薬などの情報や励ましを多くいただきました。本当にありがとうございました。


さてこれから、
HCVが消えて肝発がんのリスクが少なくなったとしても依然としてその恐れはあるわけだし、加齢とともに身体の機能は衰えていく。これ以上多額の医療費を使わないように、自己管理をしっかり、しっかり!

当面は、
2か月毎の検査・診察、4か月毎の腹部エコー検査をすることになった。
なので、次回は5月末に腹部エコー、6月初に診察となった。

ハーボニー治療開始から今までの検査結果推移は下表のとおり
優でも良でもないけど、「可」ぐらいにはなっているかな・・・

Kensa_160328

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2016年3月25日 (金)

動脈硬化リスク 高い精度で検査 シスメックス(3/22 日経朝刊スクラップ)

ハーボニー治療後は肝炎で阻害されていた「コレステロール合成能」が高まるので、コレステロール値(LDL)が高くなる方が多い。私もそうなので、適正値はどれぐらいか? 気になっている。

コレステロールについては、
・値そのものよりも、LDLとHDLの比率(LH比)が重要で、1.5~2.0 程度ならよい
・真の悪役(動脈硬化を促進)は、small dense LDL(sd LDL)で、中性脂肪(TG)値と相関あり
ーなどをネットの情報で知っていたが、

先日の朝刊記事(下記)で、HDLにもその働きに差がある ことを知った。
(シスメックスといえば、糖鎖マーカー(M2BPGi)の開発企業なので小さな記事でも目にとまったのだろう)

【2016/3/22 日経 朝刊】

動脈硬化リスク 高い精度で検査 シスメックス、神戸大 

血液検査装置の世界最大手、シスメックスは動脈硬化などのリスクを高精度に検査できる技術を神戸大学と共同開発した。血管に詰まり、人体に悪影響を及ぼす「悪玉」のコレステロールを除去する「善玉」コレステロールの働きを調べ、リスクを数値化する。2016年度から複数の病院で検証し、18年にも実用化する。

血液には悪玉のLDLコレステロールと善玉のHDLコレステロールがある。従来は血中の善玉と悪玉の総量を調べ、その比率から動脈硬化のリスクを判定していた。

シスメックスと神戸大が開発した技術は検査した人の善玉コレステロールが悪玉を除去する力をどの程度持っているかを数値化できる。従来の検査方法より動脈硬化のほか、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高精度で診断できる可能性がある。将来は保険適用を目指す。


ふ~ん、そうなんだ。でも今一分からない。で、ググって見つけたのが下記の神戸大学サイト。

【神戸大学 立証検査医学分野(シスメックス寄附講座)】 (リンク)

1)がん ~略~

2)動脈硬化

従来、食塩摂取量が多いことに加え食塩感受性が高いとされる日本人では高血圧症の罹患率が高く、脳卒中特に脳出血が問題でありましたが、食生活の欧米化に伴い冠動脈疾患が増加し、脳卒中の内訳も脳出血より脳梗塞の頻度が増加してきております。人は血管とともに老いるというウィリアム・オスラー博士の有名な言葉にあるようにいかに血管を若々しく保つかが健康寿命をのばす重要な戦略となります。

動脈硬化の病態形成に脂質代謝異常が関与することは異論のないところですが、特に低比重リポタンパク質コレステロール(LDL-C)を低下させるスタチンの登場は冠動脈疾患の予防に大きく寄与いたしました。しかしながらLDL-C降下療法による冠動脈疾患のリスク減少は約30%にとどまり、残余リスクをいかに減少させるか世界中で精力的に探索されています。その中で近年、脂質の量だけではなく質的コントロールが重要ではないかと注目されています。例えば同じLDLでもsmall dense LDLと呼ばれる小型かつ比重の高い分画は酸化されやすく、超悪玉コレステロールと呼ばれています。LDLとは逆に高比重リポタンパク質(HDL)は一般に善玉と考えられており、HDLの増加が新たなターゲットとして脚光を浴びていますが、HDLもLDL同様、質が重要ではないかと示唆されています。つまり炎症などの各種病態下ではHDLの抗動脈硬化作用が減弱してしまう(dysfunctional HDL)と考えられています。我々は最近、HDLの主要構成アポ蛋白であるapo A-Iを酸化しコレステロール引き抜き能を減弱させるミエロペルオキシダーゼ(MPO)、ならびにHDLの抗酸化作用に重要な役割を果たすパラオキソナーゼ1(PON1)について血清MPO/PON1比がHDLの機能を反映するのみならず、冠動脈疾患リスク予知マーカーとして有用であることを見出しました。HDLをターゲットにした治療戦略が注目されている中で、その質についての評価法の確立が寄与するところは大きく、我々は引き続きHDLの機能そのものを再現性をもって簡便に評価できる測定系の開発に取り組んでいます。また、例えば悪玉コレステロールについてその量だけではなく、悪玉コレステロールに対する生体側の反応性によりリスクが異なる可能性がないか、従来の視点とは違った新規検査法の開拓も行っています。

3)心臓病 ~略~ 

「18年にも実用化」といえば、2年後。順調に開発が進めばいいな~

2016年3月12日 (土)

フィブロスキャンのCAP測定値 (NAFLD/NASH メモ)3/14 歯周病と肝臓 追記

この記事は昨年(2015.4)にメモってて忘れてた。
内容に不確かなところがあるけど、とりあえずUPしておく。
ハーボニーでウイルスが排除できたとしても、HCC(肝がん)、NAFLD・NASH には注意が必要!
治療を終えてもALTが下がらない場合、フェリチンやCAPの検査をした方がいいと思う。

京都府立医大のNASHサイト(おすすめ) にいただいたコメントを頼りに少し調べてみた。

<CAP機能>
CAP機能(肝臓の脂肪化定量測定ができる)があるのは、FibroScan 502 Touch という機種(のようだ)。
残念ながら、私が通院の病院の機種は古いので、CAP機能はない(2016.1 検査時に再確認)。

<CAP測定値>
Hone03 
測定値は、脂肪量(dB/m) で表示され、4段階(S0-S3)に区分される。
ところが、この4段階に相当する脂肪量%(全肝細胞に占めるの脂肪化細胞の割合)が分からない。

 



そこで、調べたところ、
CAPによる非侵襲的な肝脂肪定量法の検討 という抄録を発見。

それによると、以下のようになっている。
(区分 脂肪量 - CAP値) 
・S0: 10%未満- 101-238 dB/m
・S1: 11~33%- 227-267 dB/m
・S2: 34~66%- 244-324 dB/m
・S3: 67%以上- 300-338 dB/m


CAPスコアリングとこの抄録の区分とはぴったりとは符合しないので、無理やり当てはめてみた。

S 脂肪量 % 脂肪量 dB/m 所見
S0 10%以下 200 未満 健常者
S1 11-29% 200 - 260 若干脂肪肝
S2 30-59% 261 - 290 中程度脂肪肝
S3 60 %以上 291 以上 高度脂肪肝

  一般的には、脂肪量が30%以上で脂肪肝と診断されるようなので、
CAPスコアリングが、S2:261-290 でいわゆる脂肪肝(NAFLD)なのか? (違うかもしれない)

(3/14 追記)
コメントで「歯周病と肝臓病との関係」についての下記記事紹介をいただきました。
「NASH」の発症リスクを高める歯周病
歯周病対策が肝臓がん予防につながる?

「歯周病と糖尿病の関係」はよく言われているので知ってましたが、「歯周病と肝臓病との関係」は知りませんでした。紹介ありがとうございました。

2016年3月 7日 (月)

ハーボニー服薬後2か月の検査結果(M2BPGiメモ 3/8追記)

(M2BPGiについて 3/8 追記)
昨日の診察で主治医からM2BPGiについて説明を受けたので忘れないうちにメモ
「肝炎があると肝臓の星細胞が活性化し線維化が促進される。M2BPGiはこの星細胞の活性化によく反応するので、ウイルスが排除され星細胞の活性がなくなるとM2BPGiの値もその分低下する」とのこと
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再燃するとしたら「服薬終了から1か月」が一番危ないと思っているので、服薬後2か月の検査はまず大丈夫!と思ってはいても、診察を待つ20分はやはりドキドキ。

診察室に入って先週の検査結果を確認
HCVRNAは、「検出せず」を継続
・コレステロール(LDL)は、まずまず(HDLがもう少し上がればBEST)だが
・eGFR(クレアチニン)がハーボニー開始後で最悪
・HbA1cも(私が基準としてる)上限ギリギリ
・(鉄制限はしてないのに…)フェリチンはなかなか上がらない

あまりスッキリとした検査値ではないけど、これが今の身体状態を表しているのだろう

Kensa_160229
次回の予約を何時にするか? 迷ったが、3月最終週検査の4月第一週診察とした。
次回も「検出せず」継続なら、SVR12判定となる。

2016年2月 1日 (月)

ハーボニー服薬後1か月の検査結果

今日(2/1)は、先週の検査結果確認のための診察日。

予約の時間からあまり待つことなくコールがあり、診察室に。
主治医から検査結果のペーパーをもらって確認。

もちろん真っ先に確認したのは、HCV-RNA。「検出せず」継続で、ほっと一息。
これで一番の関門(と思っている)の服薬後1か月を無事通過。
SVR12,SVR24まで再燃の恐れはあるとしても、その確率はうんと低いと思っていいだろう。

その他の検査項目、まあ、こんなもんか~
・コレステロールとアルブミンは、このあたりに落ち着きそう
・フェリチンはなかなか回復しない。50程度には上がって欲しいけど
・線維化マーカーなどの4年間の推移は、1/26の記事(2/1追記あり)を参照

(検査結果)Kensa_160125 
ウルソはもういいでしょうということで、処方なし。降圧剤(ARB+CCB)のみ継続。
次回の検査は2月末、3月初めに診察予約を入れていただいた。会計後、降圧剤5週分をもらって帰宅。